日記的なサムシング

長文置き場

2023年後半やったゲームまとめ

 後半と言いつつ4月以降がごったまぜだし、そもそも今は11月だし、ゲーム記録と言いつつ今年はゲーム以外もわりかしやったような気がする。具体的には暗号学園と鵺を毎週読み始めたり(匿名希望が好き)、久しぶりにピアノを練習したり、日本酒を色々買ってきたり(瓶を空にしたそばから味忘れるのであまり何も身についていない)、突然麻雀を始めて躍起になって役満作ろうとしたり(始めた当日に国士無双を作り、一ヶ月で飽きた)、戯言を読み始めて西尾維新の考える凡人がわからなくなったりなど。ピアノについては週1くらいでしか練習してないうえに譜面に書き込みをするのが嫌いで(楽譜って、そのままが一番美しいから…)毎回忘れて譜読みしながら弾いてるので全く上達しなくてウケる 月の光を満足に演奏できる日は一生来ない気がする でもとにかく美しいんだよなぁ月の光
 それはさておきなんですが、自分がいつも新しいゲーム始める時に目安としておおよそのクリア時間がわかるとありがたいタイプなので今回から書いておこうと思います

ダンガンロンパシリーズ

 別記事参照

emerald-fiction.hatenablog.com

 クリア時間は初代が20hくらい、2が30hくらい、V3が40hくらい、絶対絶望が20hくらいでした。ハピダンSはED見るのに55時間かかってますがこんなことしなくて良いです。見たいとこだけ見て切り上げないと義務になっちまう テキストは良いんだがまぁお祭りゲーなので…
 と言いつつSもクリアしました!!!!ソシャゲのクエスト全消化やめられない人間にガチャ回すのやめられるわけないだろうが 射幸心に勝てない これの面白かった点として、本編で好き放題やった結果本元シリーズ以上にハチャメチャにバイオレンスなことになっていた絶対絶望少女のコドモ達に対する手の差し伸べ方がすこぶる丁寧だったこと。というかそんな光に満ちた歩み寄りの道筋を描けるくせに今まであんな事やっとったんか?逆に怖いよ しかしその中でもモナカだけはブレないな、そういうところが好きだけど モナカと王馬の牽制試合、良かったな

ゼルダの伝説 ティアーズオブザキングダム

 何も考えずにハイラルの大地を空を地下を駆けずり回ってるだけで100時間経ってる馬鹿のゲーム おもろかったけどブレワイの感覚でプレイしてると明らかに道具不足というか「ここでウルトラハンドして道具作ってね!!!!!」にぶち当たるたびに面倒くさくなって気球出してたからクラフトゲー向いてなかったんだと思う まぁそのためのブループリントではあるんだろうな 祠とかはだいたい綺麗にハマる答えが用意されてるので楽しかった!道端でそれを要求されるのがちと辛かった 一回作ったらしまいならええんやが…俺はハイラル名物爆弾飛び込み漁を失った悲しみも引きずっているので…あの頃のハイラルが懐かしいね 他人の作ったハイカラな農業機械を見るのはメチャクチャ楽しかったのでそういう需要にはピッタリだったのだろう まぁ色々言ったけどそもそもこのゲーム楽しく100時間やってんだよな
 龍の泪の最後のムービーのゼルダ姫は何より美しかった 美しいもののことが、好きだ………

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パラノマサイト FILE23 本所七不思議

 クリア時間10時間足らず。非常にさっくり。
 "Paranormal sight"でありながら同時に"Panorama sight"である、背後への振り返り等の視点移動からのホラー演出の印象付けがよく噛み合っていたオカルトホラーミステリ昭和レトロ群像劇ADV 主人公を切り替えながら進めるオムニバス形式でありながら導線がしっかりしているため迷うことはほぼなく、かといって推理要素が皆無なわけでもなく短めのクリア時間に対してほどよい難易度 そもそもこの価格帯で得て良いゲーム体験じゃないな…
 キャラクター同士の会話のテンポ感がめちゃくちゃ良い。エリオとボスのボケツッコミとかマダムとプロタンの天然っぷりだとか、世界観はレトロなのに古臭さを感じさせないというか、とにかくやってみて感じてほしいんだけど会話が洗練されている。ありがちなテンプレ話題とか全然乗っからずにシンプルに緩急ついてて面白いのですごいよ 漫才見てるみたいだ
 最近のスクエニのミステリADVって意味だと春ゆきてレトロチカとかもこんな感じなんですかね。

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逆転裁判

 クリア時間15hほど。15hとは思えないほど混沌とした濃密な時間だった
 最近こんだけミステリADVやっといて流石にやらんわけにはいかんわなと成歩堂レジェンズパックを購入 今年の進捗は初代までかな 逆裁経験は小学生の頃ガラケーに入ってた逆裁4の体験版を繰り返し遊んでいた程度のため成歩堂のことは変な帽子を被った怪しげなお兄さんだと思っていた
 亜内検事!!!!亜内検事じゃないか!!!!!!4の体験版を何度もやったのでお前のことは覚えているぞ なるほどくんも変な帽子を被っていないのに髪型いじりをされている 隣のおっぱい勾玉弁護士はいいの???いいの法廷にあのおっぱい???法廷ムチャクチャ狭いし無罪で紙吹雪散るしなるほどくんは書類をペチペチするので笑ってしまった というか聞いてはいたが全体的に全員狂人のゲームだったね(でも御剣に対して事務所の家賃を要求しようとするなるほどくんが一番怖かったよ)
 GBAの1作目なので全体的に謎解き難易度は低くて証拠品の自由度も低いけどなるほどくんが勝確BGM(\デン/ \デン/ \デン/ \デン!!/)流しながら矛盾を暴いていく勢いが気持ち良いので楽しく進められた…と思ってたら5章で急に難易度とシリアス度が上がった 5章の勝確BGMかかる瞬間良すぎたな 手札は既に揃ってる状態で戦況に応じてその手札の意味合いが変わり、それが最高の効力を持つ瞬間に引っ張り出してきて叩きつけるのがたまらない。御剣はなんか思ってたよりずっと不憫だったし次から次へと他人の罪を被せられていた 労災へ、行こう

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十三機兵防衛圏


 クリア時間30h足らず。にも関わらず2周目始めたての私のプレイ時間は45h。何故。多分ミステリーファイル眺めて情報整理してたらあっという間に時間が経ってしまうせい。
 SF×少女漫画というテーマを120%体現してるジュブナイル群像劇ADV×タワーディフェンス 超絶美麗ビジュ(マジで背景が綺麗すぎる)!少年少女とデカいロボ起動シーン!頻繁に差し込まれる美味そうな飯の絵!遅刻目前にパンくわえて走ってきて曲がり角で謎の転校生とぶつかるJK!ツッパリ!スケバン!学校という教育の場とは思えないほどめちゃくちゃにおっぱい揺らしながら歩いてくる女教師(私服はもっとヤバい)!惚れた弱みを握ってくる女装男子書いてて頭痛くなってきたな つまるところ美味しいところだけふんだんに詰め込まれた高級お子様ランチである
 ADVパートが横スクロール2Dアニメなの言われてみれば珍しいのかもしれない、今一瞬ムッとしたなとか頬染めたなとか崩れ落ちたなとかキャラの動きがよく見えて可愛い 比治山は本当に声もリアクションもでかい フルボイスのADVパートもシミュパートも操作説明以外の地の文を挟まないので全てキャラクターの主観とその時点で持ち合わせている知識に基づいての説明になるものの、それらを俯瞰した究明編(情報整理ファイルみたいなもん)があることでプレイヤー視点では情報がごちゃつかず、またADVパートの進捗時点ではもやのかかったような曖昧な情報でもあとから整理できるため手を止めることなくプレイに没頭できる作り、うめぇ………そもそもチュートリアルの時点で物語の時系列があっちこっちへ飛び回り、「最終的に機兵に乗って皆で戦う」というオチがわかっているにも関わらずそこに至る目的、世界観、人間関係などが徐々に紐解かれていくことによって全容が顕になっていくシナリオの引力、何より何もわからん状態で先の時系列の話を聞いてるはずなのにそういう無知に対するストレスを感じさせずに進められる構造がマジで上手い。あえて途中経過をぼかす箇所と説明を入れるタイミングと情報量とがものすごく練られてるんだろうな………しかもこんだけ広げた風呂敷、30時間でしっかり全部畳むんだからよくできている これ作る労力を考えたらまた頭が痛くなってくるしインタビュー読んだら「誰もやってなかったからやってみたらめちゃくちゃ大変だった、二度とやりたくない」みたいなこと書いてて笑った、そりゃそうだろう というかこのシナリオ一人で書いてるのかよ 意味がわからねぇ
 冒頭にも述べた通り少女漫画をテーマに掲げているため恋愛関係を始めとした怒涛の関係性萌えが詰め込まれており、推しカプができた瞬間挿入歌に殴られて身動きが取れなくなる萌えの宝石箱(この挿入歌がかかるタイミングがまた良いのだ)のため、ツイッターの俺は推しカプの話しかできなくなっており非常に申し訳ない 恋愛要素だけじゃなくて一番大事な幼馴染とかクラスメイトと帰路に買い食いとかホームズとワトソンとかET(!?)とか本当に選り取り見取り ワトソン………鷹宮編、好きだ………
 デジタルデラックス版みたいなの買ったらめちゃくちゃかわいい小学◯年生(雑誌)がついてきた、めちゃくちゃかわいいし絵がうますぎる…絵、ウマ!!!!!!!!!!!!!あとタワーディフェンスパートの縦ノリ4つ打ちシンフォニックEDM群がすこぶるかっこいい 12/20まで4周年セールやってるのでよろしくお願いします(大きめの声)

13sar.jp

ポケモンSV DLC前編 碧の仮面

 クリア時間…!?わかんねぇ…1日で終わったから5時間くらいかな…
 今作のライバルは主人公と自分を見比べて落ち込む展開がないの珍しいなぁと思ってたところに満を持してゲームフリークがお出ししてきたショタの闇堕ち描写が本気すぎる ゼイユ姉ちゃんはキャラデザと事前映像からは想像もつかないような良い性格してた上に持ち曲が最高 ぽにお…ぽにお〜〜〜!!!!おめめキラキラで可愛いね ぽてぽて歩いてかわいいね おもちたくさん食べようね 今のところ姉弟ともテラスタルしてこないしエリアゼロとの関係性はよくわからんままだったなぁ 後編でどう広げてくるんだろ…後編はクリア&前編クリア前提と聞いているので冒険が楽しみだ!\ニャオハー!/

RVR~ライジングボルテッカーズラップ~

RVR~ライジングボルテッカーズラップ~


 この埋め込みだと冒険が楽しみだ!\ニャオハー!/の部分が入ってないね アニポケの変わる前のEDを見てください
 キタカミの里、フィールドBGMが野生ポケモンとぶつかると6/8拍子になって毎回ビックリするんだ

www.pokemon.co.jp




 来年は逆裁の続きとレインコードやりたいです。レインコードプレステ移植してくれね〜かな……………アプデ入ってだいぶ改善されたとは聞いたが………………ストレイチルドレンとユニコーンオーバーロードも発売近かったっけ?milkと428も買ってるからそれもやりたいな というかFE封印烈火とエコーズを早く、やろうね

ダンガンロンパシリーズ完走記録

 結構前から寝かせてたトリロジーパックをゼルダ待ちの期間で手を付けたらのめりこんでしまった。理由は後述するものの主にスーダン2で"出会って"しまったせいです。

 このタイトルについて流石にネタバレなしで書くの難しすぎるので全編に渡ってネタバレを大いに含みます。ひとつ言えるとすればSwitch版のV3は途中の演出が重すぎるのでこれに関してはPS4版やったほうがいいと思います。スマホ版とかどうなってるんだろうな レインコードも気になるけどSwitch専売と聞いて処理落ち心配でなかなか踏み切れない…
 どうでもいいけど途中まで卯月コウと進捗状況ダダ被りしてたな













ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生

 有名すぎて始める前からラスボスの正体知ってる状態でのスタートだったけどそれ以外のことは何も知らなかった、ネタバレ緘口令最近解かれたらしいとは聞いたけどそれまで10年も踏まずにいられた奇跡とオタクの棲み分け仕草に感謝しつつまっさらな状態でプレイするミステリ本当に楽しい。楽しいがアクション要素が野暮ってぇ!ADVあるあるではあるが!それ用のスキルも一周目ではろくに集まらない まぁ一作目だしそんなもんか…
 特に推しとかできるでもなくみんなかわいいなぁくらいで進めていたのでそんなに精神的ダメージなかったけど人によっては2章とか3章とかダメージヤバそうだな
 その章における重要イベントが発生する場所をフロアごとに区切っておいて徐々に広げていくのがクローズドサークルものとして探索範囲広がる演出でありつつユーザーフレンドリーな設計にもなってるのが頭いいなと思った
 十神と腐川ジェノの夫婦漫才良すぎる

1章

 ギャル死んだが!?!?ラスボスじゃなかったんか!?!?舞園さん、すげーわかりやすいくらいチュートリアルの動きするんだけど苗木がこの後本当にずっと引きずって生きていくので辛くなる すごろくとかやってると舞園さんの人格者ぶりがにじみ出てて学校生活に思いを馳せてしまうんだよな
 ぺろんぺろんのグラフィック可愛いな クライマックス推理の絵もかわいいけど出る/入るとかがわかりにくい!と思ってたら続編で改善されて良かった マシンガントークバトルは全くわからない(瀕死) 閃きアナグラムはマジで何?
 苗木のことをラノベ主人公みたいな目で見ていられたのはここまでだったのかもしれない、続編出てからはなおのこともう昔の目線では見られない

2章

 不二咲、早死にしそうだな…多分男だな…と思って通信簿進めてたら本当に早死にしてしまったし本当に男の娘だった 不二咲の通信簿イベント、強いAIと弱いAIとかいう大学時代に聞いたようなガチのAI用語出てきてビビった そういうの多いんだよなこのゲーム…雑学王が書いてんのかな… この章の十神は本当に何してんだ !?苗木に真相追及されるまで自分の工作までは涼しい顔して認めてたけどその先苗木が事件の真相までたどり着かなかったらお前も含めて全員死んでたんだが!?

ガチャガチャ回したらパンツが出てきたので、あげた

3章

 セレスは最終生存するタマではないと思ってたし葉隠が冤罪なのは見え見えだったけどそこに至るまでのプロセスをひとつづつ紐解いていくのがミステリ初心者には楽しい章だった 石丸の最期は…切ない… セレス、強キャラとしての威厳を保ちつつもおしおきの最後で尊厳をポッキリ破壊されていて美しかったな

4章

 さくらちゃん、朝日奈を生かすためなら命を差し出しそうだな…とは思ってたけど、そうだね…さくらちゃんがそのために苗木たちのことを犠牲にする選択をするわけないもんね… ジェノはともかく葉隠は本当に何をしてるんだ この辺りから葉隠のことが本当に怖い
 おしおき、その手があったか…3章は裁判中も話題になってたけど4章のアルターエゴってそんなに存在感なかったのでそんな可能性考えもしなかった…シナリオが上手い…

5章

 え!?!?やっぱギャル死んでる!?!?ギャルで軍人!?!?同一人物!?!?じゃ黒幕は誰!?!?なんもわからん 嘘を見逃すという考えが自分の中に全くなく、初見バドエン写真を見た ウワァ悪趣味!!!悪趣味を持ち味だと自覚していないと出てこないような写真出てきた 爆笑しちゃった こんなところで葉隠通信簿イベ回収すな

6章

 霧切さんのこと絶対前回参加者枠で途中リタイアすると思ってたので生き残ってくれて嬉しい 探偵さんだったか!
 怒涛怒涛怒涛の勢いで外の世界滅んでて一周回って現実味なくてワロタ ギャル、ファンアートでめちゃくちゃ見てたので出番の短さにびっくらこいてたんだけどここで目まぐるしく立ち絵と声色をくるくる変えられて全てを理解した、そりゃファンアートめちゃくちゃ出るわけだ
 私様のおしおきムービーの最後で飽きちゃうの好きだ

スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園

ここちょっといくらなんでも安心院なじみオルタすぎる
 問題発生。ちなみにこれ書いてる人はガキの頃に読んだめだかボックス球磨川禊(cv:緒方恵美)にドハマりしたことをきっかけにオタクになり、すばせかではヨシュアが好きで、本格的にポケンモ実家オタクになったのはBWにハマってN様を崇め始めたあたりがきっかけです。お分かり頂けただろうか?このゲーム10年前にやるべきだったってどうして誰も教えてくれなかったんだろう…
 キャラクターが刺さったのはもちろんそうなんだけど無印は終盤で明かされる真実が苗木たちには全く責任のないところにあったものだったのに対してこっちは77期生ひいては日向特効みたいな内容なのが辛かった 絶望の現在から記憶のロールバックで取り戻した過去の自分は平凡で無個性で画一的で、日向にとって幸せでもなんでもない人生だったはずなのに、それでさえも絶望の真実に絶望させるための前座として機能させられてるのが、つらくて…七海が自分を犠牲にする選択をできてしまったことも辛くて…狛枝が喜んでその身を希望の礎に捧げたのも辛くて…TPG…好きだ…幸せになってくれ…
 体感幸せになってくれ…と連呼してるときはオタクとしてもうダメです
 ノンストップ推理の同意システム好き 反論ショーダウンは回数制限さえなければ好き パニックトークアクションはマシンガントークバトルよりやりやすい 閃きアナグラムはゲーム性皆無な前回よりはマシ ロジカルダイブは長い ココロンパはなんでその曲???

1章

 まだ余裕ぶっこいてた頃(ホンマか?)とはいえ一応狛枝の通信簿1を埋めてたので先見の明あったのかもしれない 後々別人だって発覚するとはいえこの制作は本当にプレイヤーを悪意で殴るの好きだな!前作人気メインキャラを大幅にビジュ変した挙句序盤で退場させたりしたら一般的なジャンルなら大炎上するだろそんなことしていいの!?!?まあそんな悪意で脱落する人間は無印1章おしおきでUターンしてるとは思うが…
 おしおきが一番惨い、というか1章おしおきはおしおきの恐ろしさを植え付ける必要があるのでどれも惨い 心が折れそうだ
 モノクマファイルが画像付きになったことで被害者にDEAD印がついてあぁ本当に死んだんだ…という実感が湧くの好き、裁判場の遺影と同じ効果 裁判場の遺影も今作からキャラごとに個性つくようになったのめちゃくちゃ良いしグッズ化されてるのもめちゃくちゃ良い 推しの遺影で痛バ作れってか?

2章

 ウワァ捕縛されてる!!!(混乱)この後1週間このシーンのこと頭から離れなかった
 2のおしおきはマイルドだって言われてるらしいけどおしおきの悪趣味さにそこまでの思い入れのないプレイヤーなので(レアなのか?)多分そういう層からはヌルめのおしおき扱いなんだと思うけど2章おしおきはそこそこ引きずった くずペコ…

3章

 初見時では強引な動機に唐突なクロの豹変にとかなり浮いた章だったなと思わずにはいられなかったけどクリア後に真実の方から逆算するとどれも道理に適っておりめちゃくちゃ重要なヒントだったことがわかる章 ヒントでありつつもこの時点での日向達にとってはモノクマから提示される理不尽な殺人教唆と見分けがつかないのも上手い…というか2特にそうなんだけど失われた学生時代の記憶、の部分に生徒らの過ちによるものが相当含まれているためどんな過去を正しく提示してもそれがそのまま動機として機能して絶望への道標になってしまうのが辛い 苗木達みたいにただただ楽しかった過去というわけにはいかないのがね…日向達と苗木達とだと物語開始時点でこの状況に対して背負ってる責任の初期値が違う
 裁判後の罪木に凄まじい火の玉ストレート食らって絶句する狛枝めちゃくちゃおもろい 多分これは本当に傷ついてるんだと思う

4章

 進数変換日常的にやってるのに解けなかったファイナルデッドルームで狛枝に答え教えてもらうの屈辱だった 横に並んでたら横で1つの数字だと思うだろ!アイテムの使い方わかりにくいし!!オクタゴンは全然わかんねぇし!!!こんなドギツい色合いの部屋で螺旋階段やめてくれ!!!!でも謎解きは過去イチおもろかった(と思っていたら5章でヤバ過ぎるトリックをお出しされてひっくり返るわけだが…)
 田中、奇を衒っているようで面倒見がよく頼りがいのあるナイスガイだった 最初の方は中二病で飼育委員…???というところが結びつかないように思ってたけどつまるところ言葉の通じない動物のような相手でも心通わせるほど視野の広いヤツだったのかもしれない 言われてみれば中二病のわりに他者を無意味に貶してるところ見たことない気がする 田中、相談窓口とか向いてるんじゃないかな?通訳いないと何言ってるかわかんないけど
 イベントギャラリーから見すぎてチョチョットコマエダクンナニヤッテルンデチュカーだけ20回くらい聞いた

5章

最高
 ホンマにありがとう。信じるもののためなら喜んで命を差し出す覚悟、命をかけられるほど絶対の信頼を置いている自らの才能を利用した成功の確約された一世一代の大博打、このコロシアイをゲームとして成り立たせるために首謀者が用意したルールすらもその裏をかいたウルトラCの計画、そして学級裁判後に明かされるビデオレターの続き…しきりに熱弁をふるう信念の奥に隠されていた自分本位の自我。この章における彼の計画、行動、手段、覚悟、狂気それら全て(加えて6章において明かされる彼の真の目的も)が狛枝凪斗というキャラクターを完璧に完成させる
 ここで七海が退場するのも本当に辛い 苗木には霧切さんも十神もいたけど…日向には七海も狛枝もいないのだ… ここのおしおき、というか5章おしおきは全体的にそうなんだけど処される側がもう覚悟決まってるのでおしおきに臆することなくどっしりと構えているのが格好いいしそんな彼らの命さえも簡単に潰えてしまう儚さが印象的だ

6章

 だいたい上で書いた通り 今日向が直面している絶望は日向の選択の責任ではあるんだけど、でもそれって本来今の日向にぶつけるようなものではなくて…でもその選択をしたのが日向である以上今の日向が乗り越えるしかなくて…6章日向の半泣きグラ印象的だったな 苗木は1章とかで後ろ向いたりこそするけどあそこまで狼狽えなかった、そういう意味でも日向ってただただ普通の人間で、むしろ弱さを学園につけこまれるほど致命的な弱みを抱えた人間なんだよな 日向が自分に胸を張れるようになるために本当に必要だったのは全知全能の才能なんかじゃなくて、無限の可能性へ一歩踏み出すことを恐れずにただそばで背中を押してくれる存在だったんだな… 不可能を可能にするために、絶望に負けず希望を掴むために、全く新しい何かになろうとするんじゃなくて、等身大の自分のままでいることを恐れず飛び込んでいく勇気をくれたのが七海であり、ともに戦ってきたみんなであり、それは希望を掴むために手段を選ばなかった恐れ知らずの狛枝の姿とも薄っすらと重なるのかもしれないな
 無印をやっていたときはキャラゲーやミステリとして楽しんでいた部分が大きかったのでまさかこのシリーズにこんなにシナリオで刺されるとは思っていなかったな 日向、幸せになってくれよな…(二回目)

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絶対絶望少女 ダンガンロンパ Another Episode

 ミステリ要素も恒例の大どんでん返しも薄めの代わりにダンガンロンパの性格悪いところじっくりコトコト煮詰めて粘度を高めた外伝という名の本編 本編よりボイスや展開がアウト寄りのアウトなので親フラに怯えながらプレイする羽目に合った リザルトのこれは本当に何?
 こま腐はキャワイイですね 蕎麦打ちAV狛枝を転がして修羅場展開させるの趣味なのか?このゲームの狛枝、いくらなんでも悪役しか言わないやらない言動フルコンプしているし同人誌みたいなグラがある流石にそういう層を狙い撃ちにしてるな…
 開幕大門の闇をこれでもかというほど描き、道端のメモで死にゆく大人達のやりきれない悲痛な声を描き(実の子供に妻をやられた父の遺書が一番つらかった)、その後も子ども達の受けた痛みの描写は本編以上に過激なものであり、本編やった人しかプレイしない想定の外伝作品とはいえやりたいことやりすぎだろ!!!!!!でも実際本編で詳細ぼかしてた人類史上最大最悪の絶望的事件ってこうなってるってことだもんね…
 モナカのやったことはめちゃくちゃだけどそれは誰も彼女のことを見なかったということなので、アニメのモナカがその後ある程度まともになってるあたりあの後狛枝がやりすぎなくらいしっかり見たんだろうな…それは決して愛ではないけど、彼女のことを見てくれる存在が必要だったことは確かなので…情のかけらもないビジネスパートナーでありながら、自らの才能が周囲の人間を不幸にすることに慣れきった彼らの間にうっすらとした親近感くらいあったのではないかと思ってる…いや狛枝はないか… この2人本当に奇妙な関係性だ けっこう好き

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ダンガンロンパ3 -The End of 希望ヶ峰学園-

 そんなに書くことないのでサラッと
 絶望編のOPが曲も映像もめちゃくちゃよかったのとわちゃわちゃ日常パートがかわいかったのと狛枝が学校爆破してたのがよかったです 希望編は左右田のこいつなんか予備学科だぜ~?が良かった 本編プレイ中は日向と他の15人が一緒にいるのが当たり前だったから日常パートに日向がいなくてちょっと切ない気持ちになってたけどあそこの左右田に救われた気がした 左右田…良いヤツだな…
 2本編の未来が不明瞭にぼかされてる終わり方が好きだったので見た後しばらく腕組みデビルマンになったけどまぁしばらく咀嚼することで今は受け入れられているしどうせ提示されなくてもオタクは全員生存軸の妄想くらいしてたろうし…絶賛はしないけど否定的になるほどでもないかな…でも未来編は本当によくわからなかったな…新キャラ掘り下げる尺が圧倒的に足りていない

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ニューダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期

 これは…キツイ!今までの好きな子が死ぬとかおしおきが残酷とかそういうベクトルでなく愛があればあるほど傷が深くなる残酷な演出にややもすれば心が折れかけたものの、一週間ほど咀嚼したあたりから深みを感じてきている 紛うことなきスルメだがいかんせん演出の悪意が強すぎて振り落とされた人は噛みしめるところまでいかないんだろうな 性格悪すぎるぞ!
 メタフィクションというとよく引き合いに出されがちなのが某ドラクエ映画だが(実際シナリオライターもその点についてはTwitterで軽く触れている)、そちらが所謂「ゲームオチ」を肯定的に描いた結果視聴者とのギャップを買ったのと比較して、こちらはとことん「悪意」として描いているという違いが明確にある。つまり制作サイドからも「この世界は所詮ゲーム」という展開についてとことん露悪的にプレイヤーを追い詰めることがそもそもの本意なのである。悪趣味さを持ち味としたシリーズであるダンガンロンパというタイトルにおいてこれをやること自体に意味があり、シリーズに幕を下ろす覚悟でとことんプレイヤーに悪意をぶつけること自体がこのゲームの目的であり誠意であるため、その悪意に耐えきれなかったプレイヤーは本作を受け入れられず、それさえもシリーズ特有の悪趣味さとして味わえたプレイヤーは本作を称賛する、という構図になっているのだと思う。要は今までも尖ってたシリーズがさらに研磨されて尖りに尖った結果振り落とされる人が増えただけで根本的に過去作と差があるわけではない…と、思うよ ただ個人的にV3は流行りのメタフィクションと同じようにプレイヤーに対してカルマを背負わせるのとはやってることがちょっと違うと思ってて、何故ならこれはマルチエンディングじゃなくて一本道シナリオなんだよな。このゲームの場合のプレイヤーって某ゲームのGルートみたいに数あるエンディングのなかから血染めの道を選択したわけじゃなくて、内容知らずに手に取った時点でその一本道しかなかったからここまで来たというだけで…それを一言に「お前らが望んだせいだ」とまとめられたところででもそうなるように作ったのはそっちじゃん、になっちゃうから…そういう悪意をぶつけたかったのは本意にしろ、それはあくまでそういう部分があるというだけでそれが全ての結論ではない…と、思うよ
 そもそも「嘘」がテーマの本作は王馬のスタンスに代表されるように確定された真実というものが少なく、「虫がいない」「キーボ製作の技術力」「入間や夜長が実際に使ってみせた才能」のような直接描写されたもの以外は信じて良いのかわからない。特に誰かの言い分や記憶、過去の映像を根拠とするものはいくらでも捏造できるため、それを前提に考えることはできても真実だと言い切ることはできない。この点を利用して続編を出すこと自体は可能だと思うが、それ即ち本作で提示した嘘を嘘であると確定させることになるので捨て身で描ききったはずの本作の魅力が損なわれる。まぁ2の不確定要素を3で確定させたりはしてたけど本作でそれをやるのはいくらなんでも野暮ってもんなんじゃないかな…と個人的には思います(何が言いたかったんだっけ?)
 王馬小吉、プレイ前から大人気キャラクターという認識だったけど実際プレイしてみると彼の本心って大量の嘘の中にちゃんと表されてこそいれど正しく読み取るのがめちゃくちゃ難解じゃないか?少なくとも一周じゃ理解しきれないと思うんだが…スルメだよ彼も 振り落とされずにこの作品を愛せたプレイヤーだからこそなんだろうか
 カーソルがめちゃくちゃ滑って調査対象選びにくいのは流石に文句言わせてくれ(調査対象スキャンも前のが好きだった) カニ歩きは1にも2にも欲しい 苗木も日向も最原にカニ歩き教えてもらえ 議論スクラムカッコよくて好き 反論ショーダウンわりと好き 偽証システム好きだけど苦手 閃きアナグラムピクロスはまあ許せる ブレインドライブはロジカルダイブより長い 理論武装は長いしせめて音ゲーの体を保ってくれ(今までも音ズレはしてたけど今作はもう曲いらないレベルだろ!!!!!)

1章

 赤松お前…かなり大胆なトリックだな!?!?大がかりだし成功率が…そんなに高くないと思うぞ!!!(と思ったら6章でやっぱり失敗しててほらな!!!って言っちゃった)主人公交代のことは全く知らなかったのでおもしれ~~~けどキャラデザがエロすぎて一番気になってた天海が即退場してしまった…今思えば主人公交代は初回自由時間もなんか2で打ち止めされちゃって上がんないな~と思った時点で予測できたかもしれない 偽証システムには最後まで慣れなかった 嘘が露見することで不利になるデメリットを超えるほど嘘をつくメリットを感じて居ないからなのかもしれない(これは私の個人的な考え方の話だが)

2章

 また大胆なトリックだ!浮き輪ロープウェイズザーは目立つのでは!?大きい音とかもしない!?動機ビデオの規模もデカいな!?殺人教唆の動機ビデオって言いつつもこれって星がシロ退場するための動機だったんだなぁ 星の通信簿のテニヌネタ、映画オリジナルのネタまで含んでて怖かった 詳しいな 俺嫌だよこんな越前ifの結末

3章

 一人目はともかく二人目のトリックは刺さりどころが悪ければ致命傷にはならんのでは!?!?いや一人目の人形逆さ吊り工作もたいがいだが…駄目だV3のトリック規模デカすぎてツッコミから入ってしまう おしおきもこれどんな顔で見りゃいいんだ!?そもそもなぜ毎回デスゲームに殺人鬼が紛れ込むんだ!?一般的なのか、殺人鬼???でもクロ1につきシロ2のルールのおかげで破綻はしてないのでまぁよくできてるんだけど…真宮寺に罪木にと振り返ると閉鎖環境で不利になるような殺人は犯さない判断ができるジェノって理性的だったな…そうかな…?違うかも… 山田に罪木にと3章のクロって多少なり失った記憶取り戻してたとこあるけど今回はどうだったんだろう
 結局これもし蘇生成功してたらどうやって帰ってきてたんだろう、モノクマはそういう嘘は言わないから何らかの形で成功してたように思うし白銀も生徒会側で儀式をバックアップしてたし…そもそも今回殺人鬼が潜んでたから殺人が起きたわけだけど本来のモノクマ側から提示される動機ってどれだったんだろう…?今作、途中でモノクマーズが平和を説き始めるからそのあたりうまく整理できてないんだよな

4章

 超高校級の声量ゴン太…ゴン太のおしおきなんて見たくなかったぞ…王馬貴様…と思っていたがおしおき後の王馬の言葉がゲームを肯定してるあたりこの豹変はまるっきり嘘でお仕置き前の方が本心なんだろうな… 4章のことあんまり読み解けてないしそもそも王馬のことまだそんなに理解しきれていないから真の目的については噛み砕ききれてないぞ…もうクリアしてそれなりに経ったのに…
 下ネタキャラは序盤でリタイアしないと字面がヤバいので早死にするかなと思ってた入間がここまで生き延びたうえに途中退場するのも意外だった 入間、死後に発明品が役に立つシーンが多かったので良いヤツだったかも…という気持ちになるけど最終生存だったら便利だけどやかましいな…になって株上がらなかったんだろうな…

5章

 王馬には狛枝ほどの狂気も十神ほどのコロシアイへの遊び心も感じてなかったけどあのトリックを提案してあんな死に方を選べるだけの覚悟はしっかり決まってたんだな…王馬のことよくわからないけど、よく回る賢い頭ととびきりの童心を同様に根に持った結果嘘という手段を選んだ、子供のような大人だったのかな そういう意味ではモナカと絡むところ見てみたいな、Sにあるのかな(この手の願望を全てSに期待してしまっている) あとから思えば人を殺さないをモットーに掲げてる王馬にとって殺しが強制されてるあの環境って相当ストレスかかってたんだろうな、ゲームを終わらせることに人一倍尽力してたのも頷ける話だ
 王馬のことがわからないのはもちろん百田、お前のこともちゃんと理解できていないんだからな 通信簿埋めてより一層わからなくなった百田のことが お前いつも適当なこと言ってるけど最後に背中を押してくれるから春川と最原は救われたかもしれないけど途中で滅茶苦茶適当言ってることには変わりないんだからな せめて過去くらい語れ お前のこと何も知らないままで問答無用で信用させられるのももはや怖いんだわ ファム・ファタール

6章

 だいたい上の方に書いた通り キーボどう見てもアホ毛族なのになんで希望枠だって気づかなかったんだろう…それまでの扱いがメインキャラっぽくなかったから… 白銀、パンピーにオタクネタ擦るのやめれ!!!と思いつつも通信簿イベントで愛のない自分本位のコスプレは嫌いって言ってたから若干信用しかけてたのに驚異のダブスタ畳みかけでお前お前お前お前!!!!!!になっちゃった
 6章に限らずではあるんだけど理論武装は許せない もはや音ゲーですらないだろこれ!!! 捜査パートマップくれ!!!!!!時間制限つけるな!!!!!!!確かにゲームならではのシナリオ書くのめちゃくちゃ上手だけどさ、ADVをゲームにするために後天的に付与したゲーム性でゲームを妨げたらダメだろ!!!!!!!!

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 今は一生懸命すごろく回してます。ステカンストTPG作りて~~~けどWRとかいうの全く出ないな ”買う”か…

2023年1月~3月くらいにやったゲームの雑記

ソリティ馬

 3DSショップが死ぬ前に駆け込み購入間に合ってよかった。ここにインビジブルキングダムの墓を建てよう
あまりに濃厚な一之瀬ミュージック。デフォルメのキュートなお馬さんが走ってる後ろで流す曲じゃないぞ!ボーカル入ってるやつオシャレすぎる!あと全体的に知ってる音源すぎるソリティ馬の導入すげぇゲームフリークって聞いてたのでそうなんだって思ってたけど確かにカンムリ雪原のトンチキ具合こんなだった気もする ポケの野良トレーナーのテキストとかも好きなので好きなノリだけど主人公が開幕狂人なのでおい!!!俺の名前つけさせてから狂人ムーブさせるんじゃない!!!!!ズルじゃん!!!!!なんて思っていたこの頃はまさか冴えないへっぽこ先輩がシャブ中になるゲームだなんて知る由もない
 1頭育てきったらつばめちゃんが急に激値上げしてきて泣いちゃった
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OMORI

 前から気になってたけどホラゲーって聞いて足踏みしてたところにセールが来たのとそんなホラー色強くないよ!って評が流れてきてそうなんだ!と思って買った 実際ジャンプスケアがすごく少ない!(ゼロではない) ビックリさせられすぎると開かなくなってしまうんだよなゲーム自体を これで私はDDLCをもう二度と開けない身体にされている このゲームの場合ホラー要素そのものにほぼ全てに渡ってそれを恐怖と感じる原因があり、ジャンプスケアよりもシナリオのほうがよっぽど堪えるとも思う… クリア後の感情こんなのもうほとんど祈りに近いぞ


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 これもまためちゃくちゃ曲がいい。リンク貼ってるのは多分一番有名な曲?だと思う、ハート型のモーニングスターを振り回してオホホ笑いする高飛車我儘ピンク甘ロリツインテお嬢様(苗モグラサーの姫)の持ち曲なんだけどちょっとカッコよすぎて初見時引き笑いが出た ビートマニア
 手描き風のイラストがめちゃくちゃ可愛いのはPVとかストアのスクショとか見てもらえれば伝わると思う、全編あのテイストで作り込んであるので流石時間かけてこだわって開発されただけあるなぁと思った(私が存在知ったのはリリース後ではあるが) ゲームとは関係ないけどクリアしたあと絵可愛かったな〜って作者のツイッター見に行ったらMOTHER3のファンアート上げてらっしゃっていて勝手に納得した MOTHER3で心に深い傷を負ったオタクは信用できるので(主観)
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塊魂アンコール

 サンキューいっトラ!これも前々から気になってたんだ 最初の方は人間巻き込めることに気づいただけで楽しくなってたのに最終的にこの世界の全てを破壊し創造する遊びになってしまった
 時間切れで大きさ足りないとガチめのネチネチお説教を聞かされて泣いちゃった この王次回作とかで巻き込めるようになってませんか?
 開幕早々思ってたのと違う感じのやたらカッコいい音楽が流れ始めてビビった。さすバンナム…こういうその作品のために振り切って作られたようなちょっとおふざけな感じのボーカル曲って平成中期くらいによく見かけた気がする、気のせいだろうか…
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ポケモンX

 やっっっっっっっと始めた。アニメで聞きなじみのある曲の原曲こんなだったんだ!3DS1作目なのにすでにグラフィックがめちゃくちゃ奇麗だ…特に水…ORASやった時も同じこと思った覚えがあるな
 開幕早々幼馴染達の言動がフリーダムすぎて笑っちゃった 俺ら今日初対面ですよね?
 まだミアレシティ着いたばかりなのでゆっくり観光しながら進めていきたい…いやミアレシティ広!丸!!!迷子!!!!たすけて!!!!!
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2022年のポケットモンスターの音楽演出を語りたい

 ポケモーニング!(死語)2022年はゲームフリークが開発したシリーズ本編が2作も発売される恐ろしい年になりました。即ちレジェアルとスカバイです。これら2作の音楽演出があまりにも素晴らしく、定期的に思い出してはウワーーーーッッッとなるので紹介記事を書くことにしました。なお、以下では2作のネタバレを大いに含むこととなるのでまだクリアされていない方、終盤のネタバレを見たくない方はブラウザバックをおすすめします。個人的にはダイパプラチナやっててレジェアルをこれからプレイする予定の方もブラウザバックを強くおすすめします。この記事はダイパやったけどレジェアルって面白いの?とか、最新作ってオープンワールドらしいしなんかのほほんとしてるしピリッとした曲とかあんまりないのかも…とか、買うか買わないか迷ってるくらいの人を音楽演出めちゃくちゃ良いから迷ってるなら浴びてきな、と背中押すのが目的です。あと既プレイの人とここめっちゃ良かったよねってのを共有したい。
※以下の文章は筆者の解釈による部分を大いに含みます。これが正解!ということはなく、そう主張したいわけではないことをご理解ください。

ポケモンレジェンズアルセウス

 位置づけとしてはダイパリメイクにあたるものの、やや特殊な作品として2022年1月にリリースされた本作。今より少し昔の世界で、既存キャラの先祖かと思われるビジュアルのキャラクターが紹介動画に多数登場しており話題を呼んだ。そのうちの一人がウォロである。
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 発売前のPVや御三家を選んで初めてのバトルでトゲピーを繰り出す彼の姿を見て何人もの人が思ったであろう、どう見てもシロナやん。そんな彼が本格的に物語に絡んでくるのは終盤に差し掛かる頃だ。ギンガ団を追放され文字通り村八分にされた主人公を、彼はある女性のもとへ連れてくる。コギトさんである。
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 コギトさんを見たプレイヤーのこれまた何人もが思ったであろう、こっちがシロナやん。ウォロはミスリードだったのか…そんなウォロやコギトさんとの関係はクリア後に更に掘り下げられることになる。エンディング後にゲームを再開すると、タイトルに掲げられているにも関わらず終ぞエンディングまで触れられることのなかったポケモンの名前がウォロの口から語られる。アルセウスである。彼の導きのままにプレートを集め残り一枚となったとき、彼は己の素性と真の目的を明かす。彼が古代シンオウの民であること、アルセウスに会い、従えるためにプレートを集めさせたこと。推しのコスプレ古代シンオウの装束(?)を身に纏った彼にプレートを掛けた最後の勝負を挑まれるこの瞬間、イントロが流れる。 やっぱりお前がシロナやんけ!!!!!!!!彼らにシロナの面影を見たプレイヤーであれば誰しもが脳内再生余裕のあまりに有名なイントロがここまで引っ張られて最高の形でアレンジBGMとしてお披露目されるのである。 しかもこの一連の音楽演出、まだまだ止まらない。ウォロの手持ちのポケモン6体を撃破しても戦いは終わらず、やぶれたせかいから姿を表したギラティナが彼に力を貸し、襲いかかってくる。有名なギラティナ 打破せよ!」のシーンはムービー、構図、シチュエーションなども相まって手に汗握るとても印象的な図となっている。めちゃくちゃかっこいいよね。
 そして始まるギラティナ戦。こちらのポケモンは前の戦いの傷が癒えていないためピリッと張り詰めた状況の中、緊張感のある静かなダイパ汎用伝ポケ曲が染みる。全体的にこのへんの演出ダイパ音源使ってる気がする。察しの良い方ならこの時点でアナザーフォルムのギラティナを見て連戦を察したであろう。やっとの思いで撃破したかと思いきや倒れないギラティナ、赤く光る眼、フォルムチェンジ、唸るギター、知ってるフレーズ。あろうことかダイパ時代のギラティナの持ち曲(汎用伝説曲)からプラチナのギラティナbgmに繋がる。そんなことして良いんですか!?!?*1こんなのもうbgmオタク卒倒ものである。絶望的な手持ちのHPも相まって止まらん滝汗と涙、止まらんポッポ肌。そもそもオリジンフォルムのbgmアレンジを単品で見ても原曲の印象的な部品がおそらく同じ音色でいくつも散りばめられており、新しいのにかつてギラティナと対峙した際の威厳を思い起こさせる秀逸なアレンジとなっている。レジェアル自体がかつてダイパ・プラチナをプレイした人をメインターゲットにしているだけあって原曲を知る人へ向けた演出が最高のシーン。初めて体験したときの感動は忘れられない。ここまで読んでもし未プレイの方がいらっしゃれば、是非ご自分のプレイ体験として浴びてほしい。

スカーレット・バイオレット

 SVでは過去作と違ってフィールド曲・ライド曲・野生戦闘曲がシチュエーションに応じてシームレスに遷移し、またトレーナー戦についても視線が合った状態(話しかけて!が出た状態)からトレーナー戦闘曲へ曲中の区切りのいいタイミングで移行するシステムが採用されている。つまり何が言いたいかというと、ポケモンらしさの一つとも言える過去作のような特徴的なピロピロイントロが存在しないのだ。今作はオープンワールドであることをキャッチコピーにも掲げており、没入感を損なわないためにこのような作りになったのかと思われる。筆者はインタラクティブミュージック(長くなるのでここでは説明を省きますがググると詳しい記事がたくさん出てきます)が好きなのでシームレスBGM遷移のポケモンというのも新鮮で楽しかったが、やはり新しいポケモンと出会ったときにイントロがないことには一抹の寂しさを覚えた。勿論ジムリーダー戦やライバル戦、スター団との戦闘ではその限りではないので一切イントロ付きの曲が存在しないというわけではない。*2
 さて、3つのルートを終えて物語も終盤に差し掛かる頃、主人公と友達3人、そしてミライドン又はコライドンの一行は博士の導きの元にパルデアの大穴の奥底に降りることとなる。幻想的な自然風景の広がるここでは地上では見かけなかったようなポケモン達の姿も見ることができる。まだ捕まえてないポケモンを見つけたらどうするか?捕まえるために勝負を挑みに駆け寄るトレーナーも多いのではないでしょうか。かくいう私も足早に突っ込んだ先で衝撃のあまり目を白黒させることになる。なんとエリアゼロでの野生戦にはしっかりとイントロが用意されてあるのである。これだよこれ!!!!!小気味よいイントロに続いて初めて聞くポケモンの鳴き声。ポケモンやってるなぁ〜〜〜!!!という気持ちにさせられてここでテンションが爆上がりになる。ちなみに筆者がここで出会ったのはリキキリン。存在こそ事前に紹介動画で知っていたもののまだ聞き馴染みのない特徴的な鳴き声が神秘的な空間に映える…
 さらに大穴の奥に進み、1つめの観測ユニットに到達すると、スカーレット・バイオレットのバージョン違いでそれぞれあるポケモンと初遭遇することになる。筆者が選んでいたのはバイオレット。見覚えのあるシルエットだがよく見ると少し違う…?というところからあろうことか首の部分でパカッと開いて頭が取れる衝撃のシーン。パラドックスポケモンであるテツノツツミとの初遭遇である。このあと戦闘に移るわけだがここでも勿論前述のエリアゼロでの戦闘曲が流れる。先程のリキキリンとは違って当然知ってるはずもない、しかしよく知ったポケモンを想起させる異形の存在とのファーストコンタクトに、イントロつきの戦闘BGMというのはピッタリだ。地上での冒険はある意味過去作をやっていて既存のポケモンをよく知っている人とそうでない人との感じ方に差があると言えるが、ことエリアゼロでの対パラドックスポケモンという体験に限って言えばほぼ間違いなく意図的に足並みを揃えられている。パラドックスポケモンの原型となるポケモンが(バージョン違いでないと捕まえられないものもいるとはいえ)パルデア地方に生息するポケモンが元ネタになっているのも、今作がシリーズ初めてであるプレイヤーに元ネタのポケモンを先に知っていてもらう目的もあるかと思う(勿論他にもたくさん理由があると思うけれど)。
 さらにエリアゼロの深部へと進み、友達3人と別れた主人公はゼロラボの奥に設置されてあるタイムマシンの部屋で、テラスタル結晶のエネルギーを原動力とする博士のコピーAIと勝負することになる。今まで会話していた、我々を大穴の奥底へ誘致した彼ないし彼女は本物の博士ではなかったのである。実はこのことが発覚して以降、オーリム/フトゥーのテーマ(レジェンドルートでスパイスを食べたあとコライドン/ミライドンが取り戻した能力の解説をしてくれているときにかかっている曲)は流れない。何故ならこの曲はオリジナルのオーリム/フトゥーの曲であり、そのコピーAIである今目の前にいる彼/彼女の曲ではないから。ではAIの曲とは何なのか?ゼロラボでの戦闘曲はエリアゼロのフィールド曲や野生戦闘曲でもよく聞こえた特徴的なフレーズをイントロに持ち、全体を通してもこれまでの冒険で聞くことのできたとある曲のフレーズをメインに用いている。それは何か?テラレイドバトルである。つまりAIの曲とはラスタル結晶そのものの曲なのだ。勿論この戦闘において、博士のテーマ曲の引用はおろか息子であるペパーのテーマ曲・戦闘曲などのフレーズも一切使用されない。また、テラレイドバトルというのは作中の登場人物やシナリオとは一切切り離された、複数のプレイヤーの世界が接続される場所である。そもそもポケモンシリーズはORASあたりからフーパのリングやウルトラホール、リメイクによるシナリオの分岐などによる並行世界の存在を明確に示唆しており、これを語る上では、初代からポケモンという作品の大きな特徴として受け継がれている2バージョン売りによる出現ポケモンなどの相違、通信交換によって異なる世界と交わることができるというシステムは切っても切り離せない関係となっている。少し話が逸れたが、つまりAIとの戦闘というこのシーンは地上でのジム巡りやスパイス集め、スター団との決戦などといったシナリオ上の宝探しの体験とは切り離され、"プレイヤー"という存在の持つ一つの世界とAIの持つ世界の交差なのである。これを裏付ける根拠の一つとして、タイムマシンを停止させる装置の構造が挙げられる。タイムマシンを停止させるには、スカーレットブック又はバイオレットブックをタイムマシンに挿し込む必要がある。このタイムマシンのビジュアルがゲームボーイにカセットを挿しこんだ様を彷彿とさせるものになっており、さらにこのスカーレットブック/バイオレットブックには幼い頃のオリジナルの博士によって名前が書かれている。これはかつて子供の頃ポケモンをプレイしていたプレイヤーの姿であると言え、この戦闘は単なるこの世界の登場人物との戦いというだけでなく、プレイヤーと同じレイヤーに立つ存在とのバトルであることを示唆していると感じた。*3

まとめとか

 かなり勢いのままに綴ってしまったので他人に伝わる文章となっているか不安なものの、少しでもこれらの音楽演出に「すげぇ!」と思ってもらえれば幸いです。どっちもめちゃくちゃ面白いのでやってない人はやってください!SVはDLCでたくさん曲が追加されるだろうのでそれも楽しみ。テラパゴス関係なんかはライトモチーフ共有あるかもですね。上記には書ききれなかったんですが、スター団したっぱ戦なんかも序盤は大人しめのところから終盤にかけてメロディアスなフレーズが展開されるのが好き。したっぱの手持ちはせいぜい1~2体であることがほとんどで、順当にあっさり倒してしまえばこの情緒的なメロディまで楽曲が辿り着くことはあまりない。噂ばかりが独り歩きして抱えたものの本質に気づいてもらえていない彼らによくマッチしていると思う。

*1:補足すると、ダイパ及びプラチナでは一部の伝説のポケモンと戦う際の汎用曲というものが存在しており、これはシンオウ地方にはパケ伝であるディアパル、三つ巴であるUMA以外の伝説のポケモンが多数存在するためかと思われる。ギラティナはダイパ時点でもどりのどうくつに出現する時はこの汎用伝説曲が使用され、パケ伝としてスポットの当てられたプラチナにおいては専用の持ち曲が新たに用意される。

*2:また、例外としてフィールド曲のみ用意されており遷移先のアレンジが用意されていないコサジタウン、フィールド曲の存在しないポケモンリーグ前やパルデアの大穴付近ではイントロつきの汎用野生戦が流れる。無からぬるっと遷移するわけにはいかないからね…

*3:なお、エリアゼロ関連の一連の楽曲を作曲したトビー・フォックス氏は自身の開発したゲームであるUNDERTALEにおいて、とあるルートのラスボスの曲に自身がすでに他の場所で公開していた既存曲のアレンジを使うという手法を取っている。これもゲームをプレイするプレイヤーと作中のキャラクターとのレイヤーを合わせることを目的とした、今作と似た仕掛けとなっているように思う。プレイしたことない方はあまり事前に調べないほうが良いタイトルなのでお気を付けください

ポケットモンスター スカーレット・バイオレット

初代ドットとモザイクタイルかけ合わせるのうま!
 これ書いてる人はポケモンのオタクなので発売日に有給取ってポケセンオンラインの箱を楽しみにしてたんだけど期待を上回る面白さだったので毎日ハッピーで埋め尽くされてしまった 色んな人が感想書いてて俺の言いたいこともう誰かが全部言ってくれてるからもう俺が書く意味あらへんわ!と思ったけど、それだと今までの記事には全て意味があったことになってしまうので、書くね(情緒不安定)シリーズやったことある人間もポケモンやったことない人間も全員やってくれ!って言いたいんだけどちょっと癖のあるオープンワイルド(?)とかヤバめのUIUXとかもあるので…人に勧めようにも雑念が…でも総合すると間違いなくめちゃくちゃ面白いゲームなので色んな人にやってほしい!うーん難しいところだ…
 多分オープンワールドやるぞ!って意気込んで始めるとこれはオープンワールドではないのでは!?ってなるので、ゼルダとかみたいなのを想像されてたらそれは違いますってこと、レスポンスとかメニューの使い勝手とかはそこそこ難がありますよってことくらいを予め心得てそれを許せる心があるのなら最高のポケットモンスター体験を約束します…

最高のポケットモンスター体験

 ポケモン新作をやると何が楽しいって、新しいポケモンができるんですよね(?)いや冗談抜きで、私はポケモンのオタクなので知らないポケモンに会えたり新たなキャラクターとバトルできたりそれだけで満足できちゃうくらい楽しいんですよね。でもってここ最近のポケモンってそういう未知との遭遇の要素にめちゃくちゃ力入ってて、昔からポケモンやってる人にはお馴染みのお約束はもちろん、ベテラントレーナーにこそ驚いてもらえるような仕掛けがけっこう用意されてるんですよね。草テラスウソッキーとか最たる例だと思います。あれを情報公開PVでお披露目したのめちゃくちゃ良かったよね。そういうポケットモンスターで得られる面白さが宝探しというメインテーマを様々な側面から描いたシナリオでクライマックスにかけて指数関数的に飛躍していってエンディングを見るころにはめーーーっちゃ面白かった!!!!!!!!って気持ちにさせられた新作だった!ありがとうゲームフリークありがとうトビーフォックス…トビーのいるポケットモンスターちょっと最高すぎるな…でもデバッグとテストプレイはもうちょっとプレイヤー目線でやってね(オタクはゲーフリ慣れしているのでなんとなくまぁいつもこんな感じか…と思うことができるが(別に許しているわけではない)、一部の酔狂なオタク以外はそうではないので)


 以下ネタバレ満載の感想文です。













 これらは初見時の勢いのままに書き殴った感想なのでところどころ間違ってます

キャラクターの話

 今作の人間キャラ、全キャラどこかで誰かに刺さっているので怖いね 俺も学友からジムリ四天王教師陣にいたるまで一人ずつ好きなところ言えますしね 新ポケモンは…一周回って特筆することがない!新しいポケモンに出会える喜びに地方差を感じたことがないので…でもテツノツツミが初対面で首カパカパし始めたときは本当に興奮しました 知ってるのに知らないポケットモンスターだ!最高!
 私はスター団に思い入れがあるのでどうしても贔屓目になってしまうんですけど、ボタンのキャラクター造形の生々しさ好きなんですよね。初手否定から入るもんなこの子。あとあと謝れるので悪い子ではないんだけどそこまで交流が続いていなければただの心象悪い奴で終わっちゃうんだよね。実は良いやつって言われるような人であったとしても"実は"まで行かないんですよねコミュニケーションの初手でこけると。でもスター団のみんなとはその居場所が宝物だと言わせしめるくらいに絆を結べていて、そんな宝物を大事にするあまり自分の宝物を壊す選択さえも取れるような不器用だけど人を思いやれる子なんだなボタン。初対面のペパーとちょっと険悪になりつつも彼の境遇を知ってフォロー入れようとするシーン好きなんですよね。素直じゃないのでまず棘が出るけど決して人を傷つけたいわけではなくて、そのへんのバランスが自分では上手に取れないから自分が大事にしたいと思った相手には不器用な言葉のままでもとにかく己の思いの丈を衒わず伝えてくるのが等身大の誠意を感じて好きです。
 ポケモンのライバルってどうしても主人公に負け続けることになるので途中で曇らせ展開突入しがちだと思うんだけどその点ネモちゃんは主人公が強くなればなるほど目を輝かせてくれるのがすごい良かったなぁ。彼女にとっては主人公がチャンピオンランクにたどり着いてからやっと初めて同じスタートラインに立てるんだもんなぁ。彼女が純粋にまだ見ぬ強者とのバトルにはしゃいでくれるおかげでエリアゼロ探索が和ましくなっていたのですごいバランス良いんだよねパルデアのライバル達。知恵と勇気と力のトライフォースか?ペパーは…頼むからこれからの人生で彼に幸だけが降り注いでくれ これ以上何も彼を苦しめるな
 個人的に好きなのはビワちゃんです 優しくて強くて可愛くてかっこいいぜ

スターダストストリートは彼らの宝物をぶっ壊しに行く物語なのでここがめちゃくちゃ辛かったです

演出とBGMの話

 剣盾あたりから顕著だけど今作もインタラクティブミュージック方面の演出凝ってて良かったなぁ~ジム戦開始のときのイントロの入り方とか良いよね…手持ちの残り数に応じて変化していくBGM演出は個人的には剣盾で完成したと思っているので今作は正統派進化って感じだったな でも最後一匹になった時のループはちょっと短すぎてセリフ全部見るうちに何回もループしちゃうのだけちょっと惜しさを感じた でもシンプルに盛り上がれて良い演出だ!
 スター団の曲…めちゃくちゃよくないですか??????ツイッターでも言ってたんだけどスター団したっぱ、手持ちの数少ないから曲最後まで聞ききる前に倒せちゃうんだけど、わざわざその曲後半部分にエモーショナルなメロディ詰め込んであるんだよな…構造が憎すぎる…(褒めてる)でもって各チームボス戦BGMのお披露目がされたのがメロコ初出時のPVなわけだけど、あの時も曲前半の不穏で威圧的な雰囲気の部分でぶった切ってて、後半のエモ・メロディは発売まで隠してたんですよね…実際彼らに会ってみるまではなんか怖い雰囲気のやんちゃ集団か何かだと思たされてて、実際作中でも学生たちにはそう思われてて、でもそうじゃないんだって実態が徐々にわかっていく過程がBGMにもよく表れてるめちゃくちゃ良いBGMだ…でもってあのPV見た誰がスターモービルがポケモンだなんて思うんだよ!ビックリさせられるの楽しすぎるな…
 エリアゼロと準伝、明確に"外来種"の音楽なの、いいですよね…エリアゼロに住まうパラドックスポケモンたちは現在のパルデアに元から居た存在ではないので…エリアゼロとんでもねぇよ、これまでは危ないから絶対に近寄るなと釘を刺されていたので大穴の内部がどうなっているのか全く情報がなくて、いざパルデアの大穴の中に降りて最初に聞こえるフィールドBGMの冒頭がコーラスのち無音て!?!?厳かで緊迫感を持ちつつも空間の広さを感じるこんな曲書くの間違いなくトビーフォックス 今作から本格参入にも拘わらずトビーフォックスの使い方がうますぎる…でもってトビーフォックスはモチーフとフレーズを紐づけるのがめちゃくちゃうまいので、テラレイドで聞く限りではキラキラした元気で楽しい曲だったはずのフレーズたちがこちらをピシャリと拒絶する威圧感と狂気を孕んでお出しされてちょっと引き笑いしちゃうくらいカッコよかった…この話はみんなしてるので詳細省くんですけど終盤の演出めちゃくちゃ上手でしたよね。AI博士よりオリジナルがAIの中に組み込んだ部分の方が表現としてメカメカしいの好きです。牙轍のアハ体験もあれは前情報なしでやってこそ感じられる楽しいゲーム体験だ…やはりポケモンは発売当初に駆け抜けるに限る…
 ネモ2曲目のようやく見つけた宝物を前にキラキラした感情も、ボタンの曲から滲むギークっぷりと彼女がスター団という場所を大事に大切に思ってる気持ちもとても素敵なんだけどなんといってもペパー戦、あれ作中で2回しか聞けないのに2回目にこの曲聞いた時の説得力がすごいんだよなぁ…彼の境遇を考えると決していつも元気いっぱい!ってことはないと思うんだけど、彼の宝物を守るためにどんなか細い希望でも絶対に掴むという姿勢、決して得意ではないというポケモンバトルにも食らいついていくひたむきさ、マフィティフに向けられる優しさがよく表されためちゃくちゃいい曲だ…華やかな音色から力強さを印象づけられるイントロから、中盤にかけて彼と共に巡った冒険が思い起こされるような構成、一筋縄じゃいかなかったよね…4つめのスパイスのときなんて希望を失いかけさえしつつもそれでもまっすぐにマフィティフのことを思ってここまで来たんだよね…そしてマフィティフが元気になった今、最高の相棒と心通わせられるポケモンバトルがこんなにも楽しいんだという気持ちをありありと感じさせられる。書きながら涙出てきそうだしこの曲聞くたびに2戦目のシチュエーション思い出して涙出そうになるんだよな。本当にサントラを出してくれ。頼むから。

この曲の持ち主がこの目をしているのすげーわかるんだよな

サンドウィッチ食べるためにサブウェイにも行ったしバゲット買ってきてサンドウィッチ自作したしポケモンセンター退勤凸もした、楽しすぎて

思い出の写真に自分でキャラクリした主人公が収まってる図、良すぎ
 いや~~~楽しい新作だったな!DLCも出そう…?(Zとデルタエメラルドに怯える顔)出てほしいな…出るよね?既にパルデアの地に人にポケモンにめちゃくちゃ愛着湧いてしまっているのでまだまだ彼らのこと見ていたいです…でも急がなくていいので…サンムーンとウルトラのときもそうだったんだけど未完成で出されるより完成品を見たかったという気持ちになるので…頼むぜ!
 最後に この記事を書いている人はポケモン新作が出るとBGMの作曲者当てをして遊ぶのが趣味なので、サントラ出る前の時点での推測を書き連ねておきます

  • ペパー戦、エリアゼロ戦闘曲アレンジ…一之瀬剛さん
  • ネモ戦、ハッコウシティ、カラフシティ…佐藤仁美さん
  • スター団関連曲、ジムリーダー戦…足立美奈子さん
  • 四天王、準伝説、エリアゼロ戦闘曲作曲、通常トレーナー戦、オモダカ戦…増田順一さん
  • AI戦、エリアゼロフィールドBGM…トビー・フォックスさん

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LOST JUDGEMENT 裁かれざる記憶

なんでラストチャプターでこれが解禁されるんだよ
前作クリアした勢いのままデジタルデラックス版買いました。楽しすぎて気づいたら聖地巡礼までしてた。日本ゲーム対象優秀賞受賞&Steam版配信おめでとうございます!

八神が帰ってきたぞッ

 まずこのゲームって前作ジャッジアイズの続編にあたる二作目なんですけど、このゲーム自体は前作やってなくても前作の核心に迫るネタバレは食らわない設計になってるんですよね。なので前作やってない人が初めてもほぼ問題ないです。加えてバトルスタイルのバランス調整や野良湧きする雑魚敵の頻度、街の歩きやすさ等は圧倒的に続編の方が遊びやすいので正直どっちから始めても楽しめるとは思います。ただメインキャラに愛着があったほうが序盤のまだあまり事件が深刻化してない頃の空気感を喜べると思うので八神始め続投キャラのバックボーンが気になる人は前作からやろう。あと前作から引き続き相変わらずテキスト書くのがうめぇ。ウィットに富んだ会話が随所に見られるのがこのシリーズ好きなところなんだけどこのテキスト書いてる人本当にレスバ強いんだろうな(偏見)
 今作はメインシナリオに加えてユースドラマっていう副シナリオみたいなのがあって、八神がシナリオ中で潜入する舞台である高校で数々の部活動を全国レベルに導いたりするんだがこっちのシナリオがバカゲー全開でめちゃくちゃ楽しい。そもそもこのシリーズ本編がどんどん重くなっていくのでユースドラマの朗らかさが良い緩衝材になって、あと八神が顧問持つことになる生徒たちがみんな個性的で愛嬌あって良いんですよね…私はロボット研究会のメンバーにかなり愛着を持っています
 メインシナリオは正直人選ぶと思うし結構どぎついいじめ描写も多くてリタイアする人を引き留めるのも違うと思うので…でもメインテーマにいじめ問題を据えるにあたってそこの描写を徹底的にリアルに描いたのは製作の覚悟伝わってきて、私としてはすごい真剣にこのシナリオ書いてるんだなぁって好印象だったんだよな。このテーマで行くと決めた以上そこをマイルドにしてしまうと八神陣営も敵陣営も双方の説得力も落ちればこの問題に一石を投じる威力も落ちてしまうからなぁ
 あとこれは前作からではあるしシナリオの話とは全く関係ないんですけどミニゲームがすごい増えた気がする。ミニゲームが増えると何がいいかというとこのゲーム、麻雀で和了るとキムタクが役名を読み上げてくれるしダンス部で練習するとキムタクが踊ってくれるんですよね。神ゲー
 このゲームの面白かったところの話しようとすると大概ネタバレの内容に引っかかるので難しいな。横浜九十九課っていう後輩ポジションの二人組がすげーかわいいんでやってください。

以下ネタバレ感想です。前作ネタバレの話も含みます。
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杉浦ァーーーーーーーーッ

 デジャヴュ!(白目)前作でじゅうぶんかわいげのわからせに遭ったと思っていたのに留まることを知らないなお前!?前作だと飄々と振舞っていたようでその実姉の仇だとか八神への憎しみだとかでずっと根詰めてピリついてたんだってことがわかって、かつそのしがらみから解放されて素で振舞うようになったのがラストチャプターだけくらいの勢いだったので、仮面のない状態の杉浦のキャラがにじむ場面って少なかったんだけど、今作最初から最後まで八神の前だと素の調子なのやばない!?めちゃくちゃ八神達に懐いとるやんけ…所長の九十九のことは護衛対象として見てるような気がする。基本的に誰に対しても好戦的な態度取るし八神達にもナマ言うこと多いけど九十九への態度めちゃくちゃ柔らかくないですか?九十九が聖人君子の頼れるオタクなので信頼してる相手にはたいていあっちの犬モードなのかもしれない、八神と海藤さんは時々ボケるし東と星野くんはからかって遊ぶ対象なので…杉浦一回くらいボケに回って九十九あたりから丁寧に拾われてほしい、そうでもしないと割に合わないだろうが!というか源田事務所での作戦会議時の一人だけやたら目立つ気の抜けた返事なり突然のコスプレ潜入なりその後の目配せなりはやる必要あったかというとあいつの趣味だろあれ!どうしてくれんだよ

 メインシナリオについてはインターネットでもさんざん議論交わされてたのも見たけどそもそもどちらが正義か白黒つけられないことをオチにする以上前作ほどの爽快感が生まれないのはまぁ…仕方ないでしょとは思うんですよね。前作は謎をずっと追って行って最後の最後に全部解明されるって構造だったのに対して、今作って一番デカい謎にあたる痴漢事件の真相については中盤くらいでもう全容わかっちゃって、そこからどう動くか、桑名が彼の正義を掲げるようになった理由と、何故それを成さねばならないと確信するようになったかの根拠足りえるクズ描写に力を割いてたので読了感が爽やかでないのは確かなんだけど、最終的にはリーガルサスペンスの名を関するに値する"法律"に焦点を充てたシナリオになってたのはこのシリーズとしてやる意義のある良いシナリオだったと思うんだよ。前作は法律要素そんなに多くはなかったものの法廷のシーンがそれに該当するか。桑名のことは個人的には好きにも嫌いにもなれないけどこれも個人差あるんだろうね…八神の主張が一辺倒ってのもよく見かけたけど確かに切り込み方は澤先生の話に偏ってたけどそこから紡がれる言葉は毎回相手に応じた視点から繰り出されていたし説得力あったと思うんだよなぁ。

ユースドラマはボクシングと暴走族のミニゲーム長くてちょっと辛かったけど楽しかった!前作のフレンドイベントと京浜同盟サイドケースを一本のストーリーとしてまとめ上げた感じだなこれ。前作フレンドイベントが結構散り散りなところあったけど今作コミュニティ単位で絡むことでそれぞれのコミュニティを活躍させやすくなってて終盤の全員集合感とかとてもよかったと思う。ロボ部…(涙)糸倉にめっちゃ懐いてる桜の存在が糸倉が高校生活を楽しめるようになるための居場所としてすげぇデカいんだろうなって私は思ってるんですけど、最初はトップダウン体制についていけない仲もそんなに良くない微妙な距離感の集団だったのがそれぞれの持ち味を活かして信頼しあえるようになるのが、これだけ文章で書くとありがちかもだけど序盤の沖手側の態度見せられたあとだから彼が頭下げたり優勝して部員のみんなに真っ先に感謝する姿がグッとくる。ユースドラマラストの糸倉に対する「お前がいなくなると困る。…いや、悲しい。」がホントにね…良かったんだよね…糸倉だけでなく部員の皆にとっても本当の居場所になったんだよなロボ部。ロボ部に糸倉は必要だし糸倉にロボ部は必要なんだなって…よかったねぇ…糸倉と天沢も結構馬が合うみたいでかわいい。卒業後お前らも探偵事務所開業せんか?そもそもユースドラマのシナリオ、ぶっ飛んだ設定も多い中でお約束的な展開やキャラ造形もそこそこ多いのにしっかり個性確立してきて面白いのよくできてるよね。ユースとは話題逸れるけど天沢とデートするサイドケース良かった。移動中の会話パートあるの彼女候補と天沢と海藤さんだけなのマジで何?乱歩とツーショの写メくれるやつもかわいいし天沢かわいいよ天沢。あのサイドケースとユースクリアした後天沢と遊べなくなるのは寂しいけど…天沢もクリア後ダーツ来いよ!

 なんか続編絶望的みたいな噂があるらしいと聞いたがSteam版出た今どうなんでしょう。メインパーティはもちろん天沢にもすごく愛着湧いちゃってるからまだまだ彼らのこと見てたいんだよなぁ~海藤さんの事件簿はまだやってないのでTownGO埋めたらやります。TownGOも前作のKamuGOより随分良心的になっててよかった。前作のお金使うやつとか上限半端なかったからな。まじで全然関係ない話するんですけど前作のヒーローは遅れてやってくるの実績解除条件あれ杉浦に何か恨みでもあるんか!?あえて待たせるのリョナか何かなんか
 杉浦スケボー乗れ、九十九潜入調査しろ、杉浦顔はめパネルやれ、杉浦カーチェイスやれの煩悩が強まってきたのでこの記事はここで終わりです。


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